施設概要
富山県魚津市三ケに位置する魚津水族館は、1913年創立、日本海側では初めて開館した水族館であり、現存する日本最古の水族館として知られています。魚津総合公園内にあり、地元の自然を反映した展示が特徴です。
「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」「日本海を科学する」「泳ぐ百科事典」という3つのテーマを掲げ、地域の水生生物を中心に構成された展示が来館者を惹きつけています。
1981年に完成した現在の建物(三代目)は、日本で初めてアクリル製の水中トンネルを導入した水族館としても有名です。
このトンネルが設置された富山湾大水槽(約240トン)は、水圧に耐える設計のもと、当初は鉄骨と換気用ダクトを備えていましたが、実際はそれらに頼らなくても成立する革新的な構造でした。
また、ホタルイカの生態研究で世界的に高く評価されており、リアルなホタルイカのフィギュアが土産として人気を集めるなど、研究と地域振興が両立しています。日本動物園水族館協会、日本博物館協会、富山県博物館協会にも加盟しており、教育・文化施設としての役割も担っています。
そんな歴史ある水族館で、半世紀近く来館者と職員に愛されてきたゴマフアザラシ「ミミ」の存在は、まさに象徴的でした。
1983年に雄のラッシーとともに入館して以来、推定42歳(人間なら100歳超)まで生きたミミは、国内でも2番目の長寿を誇った水族館の主でした。
ミミは堂々とした体格で群れをまとめ、職員や仲間のアザラシとまるで家族のような関係を築いていました。ラッシーとの間に2頭の子ども(ラミーとゴマ)をもうけ、育児にも関わるなど、その生涯には家族の温もりがありました。
2007年から始まった行動展示では、輪やボールを使った芸を披露。虹色に輝く水面で眠る姿は「世界一Happyな寝顔」と評され、写真はインスタグラムで話題となり、ジグソーパズルにもなりました。2022年5月、ミミは老衰により静かに息を引き取りました。
現在、アザラシたちはまちこ・ハルの2頭のみとなりましたが、職員たちはミミが残した記憶と経験を糧に、日々丁寧に命と向き合っています。

施設外観
「現存最古の水族館」(2025年7月時点)である建物は昭和56年に現在三代目魚津水族館としてオープンしました。

アザラシプール
大きな窓ガラス越しにアザラシプールを眺めることができます。

アザラシプール
明るい日差しが降り注ぎ、水面がキラキラと輝く幻想的なアザラシプール。

アザラシの紹介(2025年7月時点)
母のまちこさんと娘のハルちゃんの2頭が暮らしています。

アザラシの紹介(2025年7月時点)

アザラシ掲示板

アザラシ掲示板

まちこさんとハルちゃん

まちこさんとハルちゃん

アザラシショー
1日2回開催されるアザラシショー。アザラシの生体や健康チェックなど見せてくれます。

アザラシサイズパネル
とっても可愛いアザラシパネル。並んでみるとアザラシの大きさを実感します(特に横幅!)。

魚津水族館の歴史1
階段には魚津水族館の年表が。100年以上の歴史が掲示されており読み応えたっぷりです。

魚津水族館の歴史2

魚津水族館の歴史3

魚津水族館初代アザラシの「ミミ」と「ラッシー」。
2022年9月、北日本新聞Webunプラスでミミの記事がとても丁寧に紹介されました。今は購読契約がないと読めませんが、それでも読む価値のある素晴らしい記事でした。
「世界一幸せな寝顔」 追悼ご長寿アザラシ

うおすいファミリウム入り口
入り口の向こうは子ども向けのエリアになっています。

うおすいファミリウム入り口
ここにもアザラシが!触ってみるとふかふかで気持ち良かったです。

キッズスペース
開放的なキッズスペースには絵本やぬいぐるみなどが置いてあり、のびのびとくつろげる子どもの遊び場です。

屋上展望エリアからの眺望
屋上に出ることもでき、水族館の向かいにあるミラージュランドと富山湾が一望できます。

自由研究発表ブース
小学生たちが工夫してまとめた自由研究が展示してあります。ユニークな発想や一生けん命な取り組みに注目です。

水族館の裏側1(バックヤード)
なかなか入ることができないバックヤードを見ることができます!ずらりと並ぶ見慣れない機械からは、生き物たちの繊細な管理の大変さが伝わってきます。

水族館の裏側2(バックヤード)

休憩所・お土産屋さん
水族館に隣接するレストハウスは1階にお土産屋店や飲食店。2階に無料の休憩スペースがあります。建物前の広場には何台かキッチンカーも停まっていました!