クラカケアザラシ

英名:Ribbon seal
学名:Histriophoca fasciata
生息地域:オホーツク海、ベーリング海
Ribbon Sea

画像引用元:Wikipedia

クラカケアザラシの概要

クラカケアザラシは、とってもユニークな模様をもつアザラシです。体の色は黒に近いグレーで、そこに白い帯のような模様が体の前後をぐるっと囲むように入っています。この模様が、くら(鞍)をかけたように見えることから「クラカケ(鞍掛け)アザラシ」と名づけられました。

体の大きさは中くらいで、大人になると体長1.5〜1.7m、体重は80〜120kgほどです。丸っこい体にくりっとした目、そしてツルンとした顔つきがとても愛らしく、水族館などでも人気のある種類です。
現在(2025年8月時点)日本で飼育している水族館はありません。

クラカケアザラシの生息地域 

クラカケアザラシは、北太平洋の寒い海にすんでいます。特に冬になると、流氷のあるオホーツク海やベーリング海、千島列島付近などでよく見られます。日本では、北海道の北部の海にまれに姿を見せることがあり、運がよければ野生の姿を観察することもできます。

クラカケアザラシの暮らし

流氷の上で休んだり、海にもぐってエサをさがしたりしてくらしています。単独か、少人数のグループで行動することが多く、比較的おだやかな性格です。泳ぐのがとても上手で、氷の下をスイスイと移動することができます。

クラカケアザラシの食事

主に魚やイカ、エビなどを食べています。口の中にはたくさんの歯があり、小さな魚をパクパクと上手に食べます。ときには海底近くにもぐって、甲殻類を探すこともあります。

クラカケアザラシの赤ちゃん

赤ちゃんは、冬の終わり〜春のはじめにかけて生まれます。流氷の上で1頭だけ産まれ、最初は白くてふわふわの毛でおおわれています。この毛は「ラン毛」と呼ばれ、とてもかわいらしい見た目です。お母さんは数週間のあいだ赤ちゃんにミルクをあげて育て、赤ちゃんはどんどん太って、毛がぬけ変わるころには泳ぎの練習も始まります。

クラカケアザラシの一生

クラカケアザラシは、自然の中でだいたい20〜30年ほど生きるといわれています。天敵にはシャチやホッキョクグマなどがいますが、広い海や流氷の上でうまく身を守りながら生活しています。

クラカケアザラシを取り巻く状況

クラカケアザラシは、世界的には絶滅危惧種とはされていませんが、生態の詳細はまだよくわかっていないことが多いアザラシです。観察がむずかしい場所にすんでいるため、研究が進められている最中です。また、地球温暖化による流氷の減少は、今後のくらしに影響をあたえるかもしれません。

クラカケアザラシに会える施設

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