ウェッデルアザラシ

英名:Weddell seal
学名:Leptonychotes weddellii
生息地域:南極大陸
Weddell seal

画像引用元:Wikipedia

ウェッデルアザラシの概要

ウェッデルアザラシは、南極にすんでいるアザラシです。とても寒い場所にくらしているのに、のんびりしていて、あまり人を怖がらない性格をしています。そのため、南極での観察や研究にもよく登場するアザラシです。

体は灰色〜銀色で、白っぽいまだら模様があります。大人の体長は2.5〜3mくらいで、体重は400〜600kgにもなります。ずんぐりした体に、小さめの頭と大きな目がついていて、表情はとても穏やか。つぶらな瞳がとても愛らしいアザラシです。

ウェッデルアザラシの生息地域

ウェッデルアザラシは、南極大陸のまわりの海にだけすんでいます。氷に穴をあけて、そのすきまから海に出入りしながら生活しています。氷の上で寝たり、お昼寝したりすることもあり、研究者が近づいても逃げずにゴロゴロしていることもあります。

ウェッデルアザラシの暮らし

とても寒い南極の海の中でもくらせるように、体には厚い脂肪がついていて、保温ばっちり。水中での暮らしにとても慣れていて、なんと600m以上の深さまで潜れることがあります。しかも、1時間以上も息を止めたまま潜っていられるというからびっくり!

これは、氷の下で長時間過ごすための特別な体のしくみのおかげです。ゆっくりと心臓の動きをおさえ、酸素をムダに使わないようにしているのです。

ウェッデルアザラシの食事

主に魚やイカ、タコなどを食べます。とくに「ノトセファルス」という南極の魚が大好物。鋭い歯を使って、氷の下の暗い海の中でも上手にエサを捕まえることができます。

ウェッデルアザラシの赤ちゃん

春(南半球では10〜11月)になると、氷の上で赤ちゃんを産みます。赤ちゃんは生まれてすぐにお母さんのそばでミルクを飲んで、ぐんぐん大きくなります。お母さんのミルクはとても栄養があり、1か月ほどで赤ちゃんはしっかり太って、泳ぎの練習もはじめます。

ウェッデルアザラシの一生

ウェッデルアザラシは、20〜30年ほど生きるといわれています。南極にはホッキョクグマはいませんが、シャチやヒョウアザラシが天敵です。でも、分厚い氷の下でのくらしにとても慣れているので、身を守るのも得意です。

ウェッデルアザラシを取り巻く状況

ウェッデルアザラシは、いまのところ数が安定していて、絶滅の心配は少ないとされています。ただし、地球温暖化によって南極の氷が減ると、呼吸のための穴や出産場所が少なくなってしまう可能性があります。そのため、研究者たちはこのアザラシを通して、地球の環境変化も見守っているのです。

ウェッデルアザラシに会える施設

アザラシ一覧へ戻る