バイカルアザラシの概要
バイカルアザラシは、世界でたったひとつ、湖にだけすんでいるとってもめずらしいアザラシです。名前のとおり、「バイカル湖(ロシア)」という大きな湖にだけ生息しています。
体の色は灰色や銀色っぽく、まるっこくてツルンとした体が特徴です。目がとても大きく、クリクリしていて愛らしい表情をしています。体の大きさは、大人で1.2〜1.4mほど、体重は50〜130kgほどと、中型のアザラシです。アザラシの中でも小柄な種類ですが、寒い湖の中でも生きていけるようにしっかりとした脂肪をたくわえています。
バイカルアザラシの生息地域
バイカルアザラシは、ロシアのシベリアにある「バイカル湖」だけに住んでいます。バイカル湖は、世界で最も古くて深い湖で、冬になると湖全体が分厚い氷におおわれます。その氷の下に穴をあけて息をしながら湖の中で暮らしています。
バイカルアザラシの食事
バイカルアザラシは、バイカル湖にすんでいる魚を食べています。とくに「ゴロミャンカ」という透明な小魚が大好物です。この魚はバイカル湖にしかいない不思議な魚で、バイカルアザラシの主食になっています。1日にたくさん食べることで、元気な体をたもっています。
バイカルアザラシの赤ちゃん
冬のあいだ、分厚い氷の上に雪で「巣穴」を作って、その中で赤ちゃんを産みます。赤ちゃんは生まれたとき、ふわふわの白い毛でおおわれていて、とってもかわいらしいです。お母さんのミルクを飲んで、どんどんむちむちに育っていきます。ミルクは脂肪たっぷりで、寒さに負けない体を作る大切なエネルギーになります。
バイカルアザラシの一生
バイカルアザラシは、なんと50年以上生きることもある長寿のアザラシです。ほかのアザラシよりもずっと長く生きる種類として知られています。体が小さいわりに長生きなのは、とても不思議ですね。
バイカルアザラシを取り巻く状況
バイカルアザラシの数は多く、いまのところ絶滅の心配は少ないとされています。ただし、湖の汚染や気候変動によって、将来の暮らしが心配されている一面もあります。また、赤ちゃんアザラシの毛皮がねらわれることもあるため、保護活動も行われています。







