ゼニガタアザラシ

英名:Harbor seal
学名:Phoca vitulina
生息地域:太平洋・大西洋の北部沿岸域
Harbor seal

画像引用元:Wikipedia

ゼニガタアザラシの概要

ゼニガタアザラシは、日本に住む唯一の「定住型アザラシ」として知られています。体の模様が「銭形(ぜにがた)」=昔のお金のような丸い輪に見えることから、その名がつけられました。英語では「ハーバーシール(Harbor Seal)」と呼ばれ、北の海に広く分布しています。

体の色は灰色や銀色、時には茶色っぽい個体もいて、全身に黒やこげ茶の丸い斑点模様がちりばめられています。1頭ごとに模様の形や位置がちがうので、写真で見分けることもできます。大人の大きさは、体長1.5〜1.9m、体重は100〜150kgほど。ずんぐりした体とつぶらな目がとても愛らしく、水族館でも大人気のアザラシです。

ゼニガタアザラシの生息地域

ゼニガタアザラシは、世界中の北の海にいますが、日本では主に北海道の沿岸に住んでいます。とくに、えりも岬や根室などの岩場でよく見られ、1年を通して同じ場所に住んでいるのが特徴です。ほかのアザラシは季節によって移動することが多いですが、ゼニガタアザラシは「いつもそこにいる」アザラシなのです。

ゼニガタアザラシの食事

魚が大好きで、ニシン、カレイ、タラなどいろいろな魚を食べます。イカやタコ、カニなども好物です。泳ぐのがとても得意で、長いときは20分以上海にもぐってエサをさがします。まるい体からは想像できないほど、海の中ではすばやく動けるのです。

ゼニガタアザラシの赤ちゃん

春になると、岩場の上などで赤ちゃんを産みます。赤ちゃんは生まれてすぐに泳げるようになっていて、お母さんのそばでしばらくの間ミルクを飲んで育ちます。ミルクはとても栄養たっぷりで、短い期間でぷくぷくと太っていきます。お母さんが赤ちゃんをしっかり守る姿はとても感動的です。

ゼニガタアザラシの一生

野生では約20〜30年生きるといわれています。シャチやホッキョクグマなどが天敵ですが、岩場で集団で暮らすことで身を守っていることもあります。

ゼニガタアザラシを取り巻く状況

ゼニガタアザラシは、日本では一時数が減ったこともあり、現在は天然記念物として保護されています。特に北海道では、地域の人たちや研究者、水族館などが協力して見守っており、観察ツアーや環境教育にも活かされています。

ゼニガタアザラシに会える施設

北海道

  • おたる水族館

    北海道
  • 登別マリンパークニクス

    北海道
  • 釧路市動物園

    北海道
  • 札幌市円山動物園

    北海道
  • 市立室蘭水族館

    北海道

東北

  • 浅虫水族館

    青森県

関東

  • 鴨川シーワールド

    千葉県
  • 恩賜上野動物園

    東京都
  • 横浜八景島シーパラダイス

    神奈川県

近畿

  • 城崎マリンワールド

    兵庫県

中国・四国

  • 新屋島水族館

    香川県

アザラシ一覧へ戻る